ARSA.JPに寄せられた盗聴器・盗撮カメラに関する疑問・質問に関する回答

盗聴器盗撮カメラに関するQ&Aitem detail

Q&A

調査時によく受けるご質問や、メール等でいただいた代表的なご質問にお答えしています。


1.盗聴器・盗撮カメラの電波はどれくらいの距離まで受信できるのですか?

2.数十キロ以上離れた遠方の人に盗聴されている様です。どの様な方法で盗聴しているのでしょうか?

3.盗聴器は何時間くらい電波を発信し続けるのですか?

4.電気関係の知識がまったくない者でも盗聴器を取り付けるのは可能ですか?

5.盗聴器を仕掛けた者を捕まえるにはどうしたらよいのですか?

6.専門業者の調査により、100%盗聴器・盗撮カメラをみつけることができますか?

7.盗聴盗撮調査を行うには、どの様な資格が必要ですか?

8.盗聴を防ぐ方法はありますか?

9.室内に盗聴器・盗撮カメラが取付けられると、テレビ・ラジオに雑音が入ったりしますか?

10.室内に盗聴器・盗撮カメラが取付けられると、蛍光灯がちらついたり、テレビ映像が乱れたりするのですか?

11.最近、電話の声が小さかったり、雑音が入ったりするのですが、盗聴器が付けられているのでしょうか?

12.リモコンで動作をON/OFFできる盗聴器の場合、調査の最中OFFにされていたら盗聴器は発見できないのですか?

13.先日ある所で、盗聴・盗撮発見器というものを購入したのですが、家の中のあちらこちらで反応します。家の中は盗聴器だらけなのでしょうか?

14.テレビで盗聴器発見の番組をよく見ますが、あれは全部本当なのですか?

15.携帯電話での通話は盗聴されることがありますか?

16.携帯電話機の中に盗聴器を取り付けることは可能ですか?

17.自動車内での会話を盗聴されている様です。どういう方法で盗聴しているのですか?

18.たまたま家に大金がある時に泥棒・空巣に入られたのですが、盗聴されているのでしょうか?

19.郵便受けに、「あなたの部屋に盗聴器が仕掛けられています。当社で取り外しを致します。」と記入された名刺が入っていたのですが、本当に盗聴器が付いているのでしょうか?

20.盗聴電波・盗撮電波を妨害する妨害電波発生器はないですか?

21.盗聴発見調査を依頼したいのですが、近所に知られることなく調査できますか?

22.屋外に監視カメラを設置したいのですが、カメラが盗まれそうで不安です。何かいい方法はありませんか?

23.隣室からコンクリートマイクで盗聴されているのを発見することはできますか?

24.同居者が、自分の行動に合わせて様々な悪口が隣室から聞こえてくると訴えます。盗聴器・盗撮カメラが取付けられているのでしょうか? それとも病気なのでしょうか?


Q: 盗聴器・盗撮カメラの電波はどれくらいの距離まで受信できるのですか?
A: 盗聴器の種類、設置場所、電池式の場合には電池残り容量などにより違ってきますので一概にはいえませんが、一般的には数百メートル電波が飛ぶと考えられます。
しかし設置条件や、受信側の受信機やアンテナの性能によっては、1Km以上離れていても十分に聞ける場合もあります。無線式盗撮カメラの場合は、盗聴器よりも電波が飛ぶ範囲は狭くなります。電池式の場合は、一般的に数十メートル程です。
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Q: 数十キロ以上離れた遠方の人に盗聴されている様です。どの様な方法で盗聴しているのでしょうか?
A: ここでは実際に盗聴されていることを前提に解説します。
無線盗聴器での盗聴
室内に仕掛けられた無線式盗聴器電波は数百メートル程度しか飛びません。
盗聴者はその範囲内に来て聞いているか、録音装置を接続した受信機を何処かに隠して録音し、数日毎に電池交換と録音データコピーを行っていることが考えられます。
電話回線を通じた盗聴
室内の電話機内部や電話線上に取付ける盗聴器で室内音を盗聴するものがあります。
この盗聴器は電話線上に取付けるにも関わらず、電話での通話内容を盗聴するものではありません。
盗聴者は電話回線を通して盗聴する為、国内外を問わずどこからでも盗聴できます。
この種の盗聴器が仕掛けられた場合は、間違い電話や無言電話が多くかかってきたり、電話をかけようとして受話器を取った時に発信音がしない事があります。
携帯電話機での盗聴
盗聴したい部屋に専用盗聴器を接続した携帯電話機を設置して盗聴する方法。
この場合も、電話回線を通して盗聴する為、国内外を問わずどこからでも盗聴できます。
単独では携帯電話機の電池容量による制限で数時間程度しか盗聴できないため、通常はACアダプタが接続された状態で設置されます。
インターネットを通しての盗聴
パソコン内にウェブカメラ等利用の盗聴盗撮用のソフトをインストールして、遠隔操作で盗聴・盗撮する方法。
また、LAN上にカメラや集音マイクを接続して盗聴盗撮する方法もあります。
いずれの場合も、防犯監視用の商品が悪用される傾向があります。
この場合も、国内外を問わずどこからでも盗聴・盗撮できます。
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Q: 盗聴器は何時間くらい電波を発信し続けるのですか?
A: これも一概にはいえませんが、一般的には数時間〜数百時間と考えられます。
ただし、コンセントや電話線から電源を取るものは、この限りではありません。
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Q: 電気関係の知識がまったくない者でも盗聴器を取り付けるのは可能ですか?
A: 可能です。盗聴器の種類にもよりますが、ほとんどの盗聴器は電気関係の知識がなくてもすぐに取り付けることができます。そういう知識がない者は、特に偽装品(盗聴器の種類を参照)などを取り付ける傾向があります。
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Q: 盗聴器を仕掛けた者を捕まえるにはどうしたらよいのですか?
A: 有線式の盗聴の場合には線をたどっていけば、盗聴者が潜伏している(していた)場所にたどり着きますが、無線式の場合には盗聴器の電波の届く範囲に潜んでいる、あるいは受信機器を設置しているということしかわかりません。しかし、うまくやれば犯人を捕まえられる可能性があります。ご自身でいろいろ考えてみてください。なお、弊社の調査時にはこのようなことについて細かく説明させて頂いております。
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Q: 専門業者の調査により、100%盗聴器・盗撮カメラをみつけることができますか?
A: 「100%必ず見つかります」と言いたいのですが、「100%」とか「絶対」という言葉は、理系の学業・実務についた人間にはいくら自信があっても使うことはできません。
弊社では電波探知機による調査のみならず、複数の高性能受信機・スペクトラムアナライザなどによる調査を併用し、細心の注意をはらっています。更に日々、新種の盗聴器に対する発見方法の改善、発見器の開発、防止器の開発などを行っていますが、その過渡期において調査漏れ(盗聴器の見落とし)が起こってしまう可能性も否定できません。
ちなみに弊社では現在まで、調査漏れを指摘されたことはありません。
ある業者が調査した後、どうも頼りなかったということで弊社が再調査したところ盗聴器がでてきたということはありました。
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Q: 盗聴盗撮調査を行うには、どの様な資格が必要ですか?
A: 盗聴盗撮調査を行うこと自体に関して資格は一切必要ありません。
しかし、コンセント内部の分解検査や電気配線上の盗聴器等の取外しには「電気工事士」の資格が必要不可欠です。
同様に、電話線・インターネット配線の検査には「工事担任者」の資格が必要です。
業として調査を行うには最低でも上記2つの資格は必須です。
なお工事担任者には7種類の種別があり、電話回線数・回線速度等の制限があります。

近年、盗聴調査をはじめセキュリティーに関しての様々な資格が乱立しているのが見受けられます。
一般の会社・協会・NPO法人・一般社団法人などが、試験・講習することにより資格を認めていますが、中には1日の講習や、1年間のフランチャイズ契約で手に入るものものありますので注意が必要です。
資格の名称で検索して、どの程度の知識・スキルが必要か、「その資格名称で 求人があるか」・「一般の会社で従業員にその資格の取得を推奨しているか(資格手当等があるか)」など、社会的に広く認知され受け入れられているかを確認する必要があります。
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Q: 盗聴を防ぐ方法はありますか?
A: まず一番大切なことは現在、盗聴器が取り付けられていないかということです。
発見調査方法の項目を参照されてご自分で、あるいは業者に依頼して調べてください。
盗聴器がない(なくなった)ことが確認できたら、下記の項目を参照してください。
身に覚えのない景品や粗品など(特に100Vを使用するもの)をもらわない・使わない。
盗聴器が内部に仕掛けられそうな物・場所にあらかじめ封印を施す。
不審な電話工事・電気工事をさせない。必ず確認をとる。
電話及びその差込口がある場所には、他人を入れない。
部屋に不特定多数の人間を入れない。
会社などの場合、部外者の侵入禁止区域をハッキリさせる。
換気扇、通風口、郵便受口などの、外部と内部の境界があいまいな所に注意する。
盗聴防止機器(盗聴妨害器)などを積極的に利用する。
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Q: 室内に盗聴器・盗撮カメラが取付けられると、テレビ・ラジオに雑音が入ったりしますか?
A: テレビ・ラジオと盗聴器・盗撮カメラの距離が近い場合には起こる可能性があります。
また、距離が離れていても受信チャンネル・受信周波数によっては、雑音または室内音が聞こえる可能性があります。
室内にあるものが原因の場合は、そのコンセントを抜くことにより止まりますので、怪しいと思うコンセントを抜いてください。
ただし、盗聴器・盗撮カメラの電波が原因ではなく、室内でご利用されている電気製品が発する電磁波ノイズの可能性もあります。
また、近隣からの電磁波ノイズ・無線電波が原因の可能性もあります。

次の項目も関連していますので、ご参照ください。
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Q: 室内に盗聴器・盗撮カメラが取付けられると、蛍光灯がちらついたり、テレビ映像が乱れたりするのですか?
A: この様な記述をネット上でよく見かけますが、実際に盗聴器が取付けられていてもこの様な症状が現れることはまずありません。
市販の盗聴器・盗撮カメラの電波出力は非常に弱いものです。
弊社内で盗聴器や盗撮カメラのテストを行っても、この様な症状が出たことは一切ありません。
蛍光灯のちらつきは、蛍光灯・グローランプ等の劣化かインバーター回路などの故障が原因と考えられます。
テレビ映像が乱れる原因は、アンテナケーブルの劣化・接触不良、アンテナ分配器・増幅器の劣化・故障がほとんどです。
マンション等の共同アンテナ等の場合は、他の部屋でも同症状が出ていないか確認してください。

アマチュア無線局や違法高出力無線局が近所にあったり、それらを積載して電波を出している車が近くを通った場合には、上記症状が出る事があります。

また、犯人自作の高出力盗聴器・盗撮カメラが室内に仕掛けられたとすると、上記症状が出る事が考えられます。
だだし、高出力の無線送信機には外部アンテナを取付ける必要があると共に大電流を必要としますので、他人の部屋にわからない様に取付けられるものではありません。
さらにこの様な高出力違法無線は、総務省電波管理室の摘発対象となります。これに関しては本Q&A内の高出力妨害電波発生装置をご参照ください。
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Q: 最近、電話の声が小さかったり、雑音が入ったりするのですが、盗聴器が付けられているのでしょうか?
A: 盗聴器が取り付けられたことにより、このような症状がでる場合があります。
しかし、その他の要因でも同一の現象が起こることがあります。
遠距離通話等の交換機をいくつも通る通話の場合。
電話機や電話線のそばで、強い電波等がでる機器を使用した場合。
使用している電話関係機器の故障・老朽化。
粗悪電話機を使用した場合。
屋外および屋内電話線の老朽化。
電話局の交換機異常。
室内の電話線を長くしすぎた場合、雑音やラジオ音等が混入する場合があります。
また、通話相手側に原因があることも考えられます。
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Q:リモコンで動作をON/OFFできる盗聴器の場合、調査の最中OFFにされていたら盗聴器は発見できないのですか?
A:電波探知機などの機器による調査のみでは発見不可能です。
ただし、この様な盗聴器は以下のような制約があります。
外部からの制御信号を受ける回路が必要な為、盗聴器のみの場合よりも大きくなる。
常に外部信号を受信しておく必要があるため消費電力が大きくなり、長期の盗聴に関しては電池だけでの動作には無理がある。故に、100V周りに取り付けられることが多い。(車では12V周り)
リモコン式以外に、音声を検出したときだけ電波を発信する盗聴器もあります。
この場合は、調査時に常に音を出しておくことで、動作状態(電波を発信)にすることが可能です。

また、携帯・PHSを利用した盗聴器が販売されています。
これは、集音マイクと携帯・PHSを組み合わせた盗聴器で、これらの機器が偽装品の中に組み込まれており、盗聴したい部屋の中にこの偽装品を設置します。
盗聴する場合には、一般電話回線等から盗聴器の携帯・PHS番号に電話することにより、電話回線を通して盗聴するものです。
この盗聴器に関しても、盗聴者が盗聴していない時には電波が出ませんので、機器による調査のみでは発見不可能です。

弊社では、上記偽装品の情報を逐一入手している為、外見からでも大体は判断できます。
さらに通常調査・詳細調査においては、機器の内部検査により上記の盗聴器を発見します。
ただし、この種の新型盗聴器の偽装品情報に関しましてのお問い合わせは、ご遠慮願います。
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Q:先日ある所で、盗聴・盗撮探知機というものを購入したのですが、家の中のあちらこちらで反応します。家の中は盗聴器だらけなのでしょうか?
A:この種のお問い合わせはよく受けます。
まず知っていただきたいのは、電波探知機というものは色々な電波に反応するということです。
特に現代の屋内には様々な電気製品があります。強さの差はあるもののこれらの機器は全て電磁波を発しています。
電磁波と電波は基本的に同じですので、電波探知機はこれらの機器に反応し、室内のあらゆる場所で反応する場合があります。
また、屋外からも様々な電波が侵入していますので、これに反応する場合もあります。
さらに、金属製の建材などが外部電波を吸収している場合は、室内のいたるところで反応することもあります。
電波の波としての性質を理解していれば、受信感度を変えることである程度見極めることは可能ですが、一般の方は広帯域受信機等を併用して調査することをお勧めします。
なお、電波探知機が粗悪なものであった場合、盗聴・盗撮電波を見逃す可能性もあります。
この件に関しては、盗聴器盗撮カメラ発見方法にも記述しています。
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Q:テレビで盗聴器発見の番組をよく見ますが、あれは全部本当なのですか?
A:調査時、お客様によく聞かれます。
これは、街中を車で走って盗聴電波を見つけその家を特定し、家の中で盗聴器を外す迄を取材したものです。
個々についてはわかりませんが、一部ヤラセの場合もあります。
ただし、このヤラセはテレビ局又は製作会社が直接やらせているものでは無いと考えています。
このような取材オファーを受けた場合、業者としてはかなりの宣伝効果が期待できます。
ゆえに業者は、取材側が意図する映像を作り出そうとし、これによりヤラセが発生します。
現に、大阪市内のある業者は盗聴器・部屋・女の子を揃えて、盗聴器発見のシーンを作り出し、ニュース番組中の1コーナーでオンエアーされていました。(これについては事前に弊社へ協力要請がありました。当然、拒否しています。)
弊社でもTV番組の取材要請を受け、この様な調査を行ったことがありますが、盗聴電波は次から次に発見するのですが、ディレクターはかなりの取材拒否にあっていました。
これとは逆に、ある所からこの様な取材要請を受けて拒否し、後日弊社に調査依頼をされた方もおられました。
モザイクや音声を変えても、ご近所・知り合いなどにはわかってしまうということが、取材拒否の最大要因の様です。
あなたは、この様な突然の取材依頼を受けますか?
ただし、ヤラセはごく一部だと考えています。高感度な受信機材と取材交渉テクニック及び時間さえかければこの様な取材・番組構成は可能です。
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Q:携帯電話での通話は盗聴されることがありますか?
A:正式には「盗聴」とは言わず「傍聴」と言います。
まず念頭に置いておかなければならないことは、「無線通信は第三者に聞かれていることを前提として使用する」ということです。
昔は、無線通信といえばほとんどが免許が必要なものばかりで、その過程において上記事項はよく目にしました。
しかし現在では、携帯電話・PHS・コードレス電話などの各種通信機器を誰もが自由に・便利に使っています。
これにより無線通信の欠点を見過ごす傾向があります。
ただし、最近の無線通信はその多くがデジタル通信に移行しています。
特に携帯電話は全てデジタルに移行しています。
デジタル通信は市販されている受信機では受信できません。また携帯電話の場合、通話毎・通話場所(基地局)毎に周波数が変わったり、拡散符号等で暗号化されています。
故に、携帯電話での通話を故意に傍受される可能性は限りなく低いと考えます。
また、盗聴できたとしても特定の通話だけを長期に渡って継続して盗聴することは困難と考えます。
上記記述は、今後一般市場への各種携帯電話用部品・データの流出により、状況は変わる可能性はあります。
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Q:携帯電話機の中に盗聴器を取り付けることは可能ですか?
A:技術的には可能ですが、大きな問題が一つあります。
それは、携帯電話機はメーカー間で小ささを競う傾向があります。
よって、メーカー出荷時点でその内部にはほとんど余った空間はありません。
盗聴器は小さいと言っても盗聴マイク等の複数の部品から構成されているため、ある程度のスペースを必要とします。
故に、電話機の種類にもよりますが、その内部に盗聴器を仕掛けることは困難です。
盗聴器は結構電気を消費するため、簡易的に電池の持ち具合で判断することが可能ですが、電池の使用状況にもよります。また、デジタル計量器等で電話機そのもの重さを計ることにより簡易的に判断することも可能です。
内部を確認する事が一番確実ですが、専用のドライバーが必要となります。
最近では、不審なアプリやウィルスへの注意が必要です。
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Q:自動車内での会話を盗聴されている様です。どういう方法で盗聴しているのですか?
A:非常によく受けるお問合せです。
車内での会話を盗聴するには、車内に盗聴器を取り付ける必要があります。
ゆえに、家族間・従業員管理に利用されている場合がほとんどです。
まず、リアルタイムで聞かれているかどうかがポイントです。

集音マイクを接続したICレコーダを目立たない場所に設置されていることがあります。(音声を感知した時のみ録音)
この場合は、リアルタイムで盗聴しているのではなく、後でICレコーダを回収して音声データコピーと電池交換をしています。

無線電波を利用した場合は、リアルタイムでの盗聴となります。
一般的な無線盗聴器は電波の飛距離が数百メートルですので、常にこの範囲で尾行する必要がある為、あまり現実的ではありません。
ただし、興信所などが尾行と共に行っている場合は、この可能性もあります。
電波出力を大きくすれば電波の飛距離は延びますが、車のバッテリーと接続する必要があると共に外部アンテナを取付ける必要があり、これも現実的ではありません。

無線電波を利用した盗聴で一番可能性が高いのは、携帯電話機を利用した方法です。
携帯電話機のマイク入力端子に専用の集音マイクを接続して、その携帯電話機に電話をかけて盗聴する方法です。
簡単にどこからでも盗聴できますが、盗聴できる時間はその携帯電話機の連続通話時間内に限られます。(携帯電話機の電池容量による制限。車用充電器が接続されている場合は、その制限を受けません。)

いずれの盗聴方法も、それ自体ある程度の大きさですし、車内の隠すことが出来る場所は限られますので、丹念に探すことで見つかります。
ただし、プロが仕掛ける場合は、「内張り」を取外して取付けることが多く、この場合は目だけでの調査では見つけることはできません。

「内張り」 とは
車内を見れば解る様に、ガラス以外の場所は各種形状のパーツで覆われています。それらは全て定められた方法で取外すことができ、なおかつその内部には大きな空間があったり、電気配線が通っている場合があります。
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Q:たまたま家に大金がある時に空巣・泥棒に入られたのですが、盗聴されているのでしょうか?
A:この他にも「いつも家には誰かが居るのにたまたま居ないときに入られた」・「風呂に入っている間に入られた」・「銀行から大金を引き出した直後にひったくりにあった」等、非常によくこの種の問い合わせを受けます。
結論から言うと、わかりません。
本当に偶然かもわかりませんし、行動パターンを見張られていた可能性もあります。また、屋外からの気配などで判断された可能性もあります。更に、誰かからの情報漏れの可能性もあります。
勿論、盗聴の可能性もありますが、これに関しては調べてみないと何ともいえません。

上記以外にも空き巣に入られた方は、空き巣が金品を盗っただけでなく、次回侵入の為に盗聴器を仕掛けたのではないかと疑われる方が結構おられます。
このような疑念を持った場合、本来一番くつろげるはずの自宅内でくつろげないという様な、非常に息苦しい生活になる場合があります。

いずれの場合も、ご心配ならば一度調査をご依頼されることをお勧めします。
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Q:郵便受けに、「あなたの部屋に盗聴器が仕掛けられています。当社で取り外しを致します。」と記入された名刺が入っていたのですが、本当に盗聴器が付いているのでしょうか?
A:俗に「流し調査」と呼ばれ、一部の業者・個人がこの様な調査を行っています。
「流し調査」とは車に受信機などを積んで流して走り、盗聴電波を見つけたらその家を突きとめて、飛び込みでセールスし、調査を行う会社です。
この場合、料金はかなり割高になります。
優良な調査業者も一部あるようですが、たいていの場合このような調査会社はその所在がはっきりしていません。

流し調査では、盗聴によく使用される数個の周波数のみ調べていますので、流し調査業者が来ないから盗聴器が付いていないとは全く言えません。
また、本当に盗聴器が付いているかどうかも疑問です。

以前、この様な業者で実際には盗聴器が付いていないにも関わらず言葉巧みに調査を依頼させ、自ら持ち込んだ盗聴器をあたかも初めから取り付けられていた様に装い、法外な調査代金と発見・取り外し代金を請求していた業者が検挙されています。
更に最も注意しないといけないことは、逆に盗聴器を取り付けられる可能性もあるということです。この様な業者を装うことにより、室内に入り自由に盗聴器を取り付ける事ができます。

この様な業者が来たら、すぐには調査依頼せずに会社所在の確認等を取る必要があります。
直接セールスをかけてくる業者は別の目的があるかもわからないので、できるならばご自身で別の業者を探して調査依頼することをお勧めします。

弊社においても、一般の方や役所の消費生活課相談コーナー等からこれらの業者に関する問い合わせが頻繁にあります。
本当に盗聴器が取り付けられているかどうかは、調べてみない限り弊社では判断できません。
尚、弊社ではこの様な流し調査は一切行っておりません。また、ご依頼を受けて調査を行っている時に、近隣の住宅等から出ている盗聴電波を発見しても無視しています。
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Q:盗聴器電波・盗撮カメラ電波を妨害する妨害電波発生機はないですか ?
A:まず、一般的な無線式盗聴器の電波は百〜数百mの飛距離があることを念頭においてください。
妨害電波発信器なるものは市販されていて、調査に訪れたお客様が既にご購入されている場合があります。
この種の妨害電波発振器は広い周波数帯域で微弱な雑音電波を発生しています。
この電波は非常に弱いものですが、妨害電波発生装置のすぐ近くでの盗聴電波受信は防げます。
下図の青色の範囲での盗聴電波の受信を防ぎます。(受信機Aの位置では受信不可能)
弊社の実測では、妨害電波発生装置から5mも離れると効果がなく盗聴器が集音した音をクリアに聞くことができます。(受信機Bの位置)
盗聴器のすぐ近くで受信していることは希ですので、この様な装置は一般的な盗聴には効果がないということです。
この妨害電波装置の出力を強くすると100mでも200mでも盗聴できないエリアを広げることができます。
電波出力を強くしてそのエリアを下図のピンク色の範囲(200mと仮定)とすると、その範囲での盗聴器電波の受信は全くできなくなります。(受信機A・B・C全ての位置で受信不可能)

盗聴妨害電波発信機
妨害電波発生器イメージ図

しかし、現実的にこのような妨害電波発生器を利用することはできません。電波法違反となります。
仮に利用したとすると、近隣のテレビ・ラジオ・ステレオ・電子ピアノ・電話など様々な電子機器に、雑音が混入する・誤動作する・映像が乱れたりします。
こうなると、ご近所が放送局・電話会社・電機メーカー・警察等に問い合わせ、容易に不法電波による影響と判別して総務省に連絡します。
これとは別に総務省電波管理室は、複数の場所から24時間体制で25〜3000MHzの電波を自動監視していて、この様な不正電波を発見すると三点測量で大まかな場所を割り出し、最終的には探索車でその発生源を特定します。
【探索車】 指向性アンテナ・高性能電波測定器などを搭載した不法電波取締りにも利用される車両
結論としては、この様な盗聴電波を妨害する妨害電波発信機は技術的には可能ですが、日本国内の一般的な住宅地・集落などでの利用は不可能です。
また、数千円〜数万円程度の微弱・小電力の電磁波発生装置では上の解説通り、妨害電波発生装置としての効果を期待することはできません。
逆にこの様なものを利用していると、盗聴器が付いている場合には以後の被害を大きくする可能性があります。
上記記載は、無線妨害電波で盗撮カメラの電波を妨害するという機器にもあてはまります。
特殊雑音発生による盗聴対策は、盗聴妨害器(集音妨害装置)をご参照ください。

総務大臣の免許を受けずに無線局を開設し、又は運用した者は、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処せられます。
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Q:盗聴発見調査を依頼したいのですが、近所に知られることなく調査できますか?
A:ほとんどのお客様が非常に気にされますので、弊社でも十分に注意しております。
まず車に関しては、通常は近くの時間貸し駐車場に停めます。カートまたは台車に調査機材を乗せてお伺いします。
お客様宅に駐車スペースがある場合は、そこに停めさせていただく場合もあります。
いずれにしても車両には会社名などは一切表示しておりません。また、車両には無線機・受信機・アンテナ等も通常の訪問調査では一切取付けておりません。
服装はスーツか工事作業服です(ご指定可能)。こちらも社名などの表示は一切ありません。
お伺いする時に調査機材を搬入しますが、これらの表面にも社名などは一切入っておりません。
全てに関してお客様のご要望に最大限添う様に致しますので、ご依頼時にお伝えください。
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Q:屋外に監視カメラを設置したいのですが、カメラが盗まれそうで不安です。何かいい方法はありませんか?
A:屋外に設置する場合は、盗難・破壊の可能性があります。
盗難に関しては、弊社取扱の一部のカメラはケーブル断線検出機能を追加できるものがあります。
この機能を追加した場合、ケーブルが切断されると室内に設置したスピーカーから警報音が鳴ります。
また、多くの監視カメラ用据置型デジタルハードディスクレコーダーには、カメラ映像信号が途切れるとレコーダー本体内のアラームが鳴る機能が付いています。
ただし、いずれの場合もレンズ部分の破壊などは検知できません。

カメラ映像を常に録画しておき、盗難・破壊された場合はその映像を元に犯人を特定するしかありません。

手が届きにくい高い場所に設置することは一つの方法ですが、高くなるほど撮影対象との距離も遠くなるため、撮影対象が小さく映ってしまいます。
基本的にカメラ2台を距離をおいて向かい合わせに設置することがベストです。しかし、費用がかさみます。
1台のカメラのみの場合は、カメラ背面から近寄られない場所に設置することをお勧めします。
または、偽装カメラ等の隠しカメラを仕掛けることをお勧めします。(この場合、犯罪抑制効果は無くなります)

屋外に監視カメラを設置されるお客様は、今までに何らかの被害を受け、次の被害を抑制・または犯人を特定するために設置される場合がほとんどです。
よって、カメラ本体は破壊されても、録画さえしておけばご希望の犯人・犯行画像が証拠として残ります。

最終的に屋外設置されるかどうかは、カメラ設置にかかる費用と、精神的・物的被害の大きさによります。
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Q:隣室からコンクリートマイクで盗聴されているのを発見することはできますか?
A:結論から言えば、発見・検出することは不可能です。
コンクリートマイク自体は電波等を発生するものではなく、単なる高性能マイクと増幅アンプを組み合わせた装置です。
ゆえに、受信機・電波探知器などの機器は一切反応しません。
厳密に言えば、コンクリートマイク自体も電気製品ですので動作時には微弱な電磁波を発生しますが、あまりにも弱いため室内にある電気製品の電磁波や屋外から進入する電波などにより完全に打ち消されます。
したがって、相手の部屋に入って確認しない限りコンクリートマイクを使って盗聴しているかどうかを判断することはできません。(この様なことは不可能)
ご不安な場合は、対象となる壁・天井・床面に盗聴を妨害する雑音を流す方法しかありません。→盗聴妨害器
上記解説は窓にレーザー光線をあてて盗聴するレーザー盗聴器にもあてはまります。
一戸建ての外壁からコンクリートマイクを利用して盗聴されている場合は、屋外に隠しカメラをしかけて犯人を特定することが可能です。

【追加事項】
弊社に室内の盗聴盗撮調査をご依頼のお客様で、隣室からのコンクリートマイクによる盗聴も不安に感じられている方が多くおられます。
これらのお客様の中で、既にコンクリートマイクをご自分でも購入されている場合があります。
隣がコンクリートマイクを使って盗聴しているかどうかや、隣室内の会話で自分のことを話していないかを確認するための様です。
弊社としては、この様な行為は絶対にお勧め致しません。
常時コンクリートマイクの音声を確認したり、不在時に録音したものを確認する作業は、非常に時間の無駄であると共に、精神的にも追い込まれます。
盗聴妨害装置のご利用を強くお勧め致します。
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Q:同居者が、自分の行動に合わせて様々な悪口が隣室から聞こえてくると訴えます。盗聴器・盗撮カメラが取付けられているのでしょうか? それとも病気なのでしょうか?
A:盗聴・盗撮を利用した嫌がらせが実際に行われている可能性もありまが、妄想かもわかりません。
ストーカーの悪質な手法として様々な手口を使い、この様な被害を訴えさせ、本人を周りから孤立させる場合があります。
弊社ではまず、通常の盗聴盗撮調査及び防犯面のチェックを行い、室内外に異常が無いかを確認します。
異常が無い場合は、ご本人とお話をして具体的な被害を細かく聞き取ります。
この最中に隣からの声が聞こえるかどうかを確認し、一人でいる時にしか聞こえない場合はICレコーダなどで録音することをお勧めします。
また、室内に出入りされている可能性がある場合は、録画装置一体型カメラなどの小型簡易型カメラやセキュリティー機器の設置をお勧めします。

「心の健康」に問題があると考えられる場合
医師ではありませんので、弊社がなんらかの診断をすることはできません。
統合失調症(旧病名 精神分裂病 生涯有病率0.1〜1.7%)などの精神疾患の可能性が疑われます。

DSM-Wの統合失調の5項目 ( 5項目中2つ以上が1カ月の期間該当する場合、注意が必要 )
  • 妄想 被害妄想(悪口を言われている)、追跡妄想、監視妄想(見張られている)
  • 幻覚(無いものが見える)
  • 解体した会話(頻繁な脱線・滅裂)
  • ひどく解体した、または緊張性の行動
  • 感情の平坦化、思考の貧困化、意欲の欠如
弊社が対応した統合失調症の方、及び疑われる方は具体的に以下の被害を訴えられました。
  • マンションの隣室から自分の悪口が聞こえてくる → 110番で警察を呼び、お隣・管理会社ともめる
  • 外出中も悪口が聞こえてくる
  • 自分の行動に合わせ、マンション上階の人が部屋を移動して、自分の真上で床を叩く
  • 尾行されている、隣室・近くの建物から監視されている
  • 気持ち悪いので引っ越ししたが、引っ越し先でも同様のことが起こる (前の隣人が、今のマンションの隣室に引っ越ししてきた)
  • 自分の考えが他人に奪われる (いつも聞いているラジオのパーソナリティが自分が思っていることをしゃべる)
  • 逆に、他人の考えが自分に流れ込んでくる
  • 「いい加減にしろよ ! 」、「うっとうしい」などの相手の心の声が聞こえてくる(目の前の相手・電話の相手)
  • 室内のものが次々に無くなる
  • その他、様々な奇行・被害妄想
頭部外傷などの器質性精神障害、内分泌疾患などからくる症候性精神障害、アルコールや覚せい剤などの物質関連障害などでも、同様の症状が起きます。
お年寄りの場合は、痴呆に原因がある場合があります。
統合失調症のみならず、うつ病(7人に1人が生涯に発症)をはじめとする多くの精神疾患は、なんらかの心理的負担が発症のきっかけになっている場合があります。

精神疾患が疑われる場合は、医療機関にかかることをお勧めしますが、ご本人が納得することはまずないため、ご家族の協力が必要となります。
医療機関での診察は、会社関係の人間・親友・友人であっても無理やり連れていくことはできません(いかなる深い関係であっても)。
ご両親、兄弟姉妹、祖父母、叔父・叔母などのご家族・親族の協力が必要となります。

この様な場合の弊社の対応
「情緒的サポート」「情報的サポート」「道具的サポート」「評価的サポート」の4種のソーシャルサポートで対応致します。
心理的負担を軽減するための各種機器の特別価格販売・レンタル、状況によっては無料貸し出し、無料再調査・相談(「メンタルヘルス・マネジメント検定試験T種」保持者が担当)などで対応しています。
学校・職場へ行かず、人が信じられないので友人・親友とも一切連絡をとらず、完全に孤立している場合があります。
弊社の対応としてこの様な場合は、相談対応すると共に親族に繋がる誰かと連絡をとる方法を探します。
詳細な弊社業務を行った上で、明らかに病気が原因であり、かつ自傷・他害の恐れがある場合は、個人情報保護法の壁を越えてあらゆる対処をさせていただくことがあります。
  例  一人暮らしの大学生の異常に気付き、大学の事務室に相談し、親に連絡を取ってもらう → 休学・帰郷・療養
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